英語を上達したければ何でもいい、子供のような○○を持つべし!
大人になって英語を学ぶことの一番の弊害って何でしょうね?
モチベーション?時間のゆとり?頭の固さ??
数えあげたらキリが無さそう・・・。今現在34歳の僕、高校生の頃に比べて吸収力とかどうなっているんだろう。遠い昔の事過ぎて思い出すのも困難だわ(笑)
例えば僕の知り合いの子供の場合。5歳くらいの日本の男の子なんですが、アメリカに来て半年くらいで結構友達と話せるレベルになっていました。もちろん大人とも。日常生活はほぼ問題なし。
どうしてなんだろう?やはり脳が成長過程にあるからかな?でも暗記力だけなら大人の方が子供よりあるような気がするし。
どうしてそんなことを思ったかというと、そんな疑問のひとつの回答を、今日なんとなく見つけてしまった気がするから。これさえ持てば絶対に英語が上達する、そんなモノです。
ELLクラスの皆で行ったフィールドワークでの出来事
この日はクラスの皆でフィールドトリップに出かけた。お出掛け先はハンモックビーチ公園。キャンプやカヤックができる公園だ。
学校のあるジャクソンビル近辺に住んでいる人達は、キャロル先生の運転するバンに乗り合いし出発、僕はハンモックビーチ公園のすぐ近くに住んでいるので、現地集合するということで前日に話をしていた。
当日はあいにくの雨・・・。ノースカロライナに来て2週間、初めて雨が降った。前夜は凄くて雷ドッカンドッカン。なんだこの落差。
10時の集合時間5分前にバンが到着、数人のクラスメイトの不参加者がいたものの、ほとんどが今日のフィールドトリップに参加していた。このクラスは女性が多くて、特に主婦が多い。みんな子供がいて、こうやって外出することがあまり無くテンション高めの人も多かった。
このフィールドトリップの目的は、地元(この場合はノースカロライナ)の知識を深めましょうっていうことと、アメリカ人のパークレンジャーと対話をすることで、経験値をつみましょう。という目的がある。詳しくは前回のブログをご覧ください。
うわまたピンボケ(笑)iPhoneの撮影がホント苦手・・・
キャロル先生が受付で手続きしています、さすがに平日の午前中とあって僕ら以外は誰もいない。というか小さな施設だし、そんな観光地という場所でもないみたい。
この公園にいる生物のはく製がいっぱい
上の写真にもいるけど、ここら辺はシカが結構多い。道路を車で走っていても「シカ注意!」の看板をしょっちゅう見る。
実は秋頃からはシカ猟が解禁され、シカハンターがこぞって林や森へ向かう。ウチの義弟ザックもその一人。毎年シカ捕ってシカジャーキーを作ってくれる、今まで食べたジャーキーでこれが一番美味いジャーキーだと思う。
シカ猟の話はいつかできたらいいなー、ボウガンでやるんですよ。銃はダメ、簡単に捕まるから。そしてこのボウガン侮るなかれ、20mくらいは真っすぐ糸を引いたように飛んで行く優れもの。ただし常人は弦を引くことが出来ないほど固いんですけどね。解禁前にはハンターショップっていうのかな、そういうお店に男共がワンサカ集まります。
亀の話ですと!?
施設に入るとまずはキャロル先生から簡単な説明を受けた。
これからパークレンジャーの方の講習を受けるから、分からんことあったら色々聞いてねとのこと。施設の方にはこっちの事情、つまり皆英語勉強中ということを伝えてあるらしく、拙い英語でもOK。だそうだ。
受付のあるエントランスからはく製のならぶ通路の奥へ行き、100名ほどが収容できそうなホールに入る。
すでにパークレンジャーの方(名前何てったかな?忘れましたけど)が待機していて、みんなそろった後にレクチャー開始。写真にも写っているけどどうやら亀の事について話すらしい。
レクチャーはスライド写真を使いながら、また実物の模型や、はく製を使って丁寧に行われた。
恐らく何千回も同じ話をしてるんだろうなー(笑)
しかも結構難しい話のはずなのに、かなり分かりやすい英語だ。たぶん小学生くらいのフィールドトリップにもよく使われているんじゃないかな?
前日に色々と予習をしたおかげで、あまり聞き慣れない英単語も聞き取ることが出来た
Estuary とかHabitat、incubateなど生物に関する言葉がドッサリ。普通の日常会話レベルの勉強では使うことのない単語。
さて、レクチャーの内容はというと海亀に関すること。
どうやらこのハンモックビーチでは海亀が産卵を行うので、その保護活動を行っているそう。それに合わせて生態研究もしており、レクチャーではそんな海亀に関する話が大部分を占めた。
亀の卵はいつ孵化する?亀は何を食べている?陸と海の亀の違いは?などなど
向こうから質問されることが結構多くて(ここらへんが小学生対象ってかんじ)皆ハイハイハイハイ!と盛り上がりを見せる。でも正解が出ない、皆あまり海亀について知らないみたい、そもそも見たことない人もいたりする。
そんな中、黙っている生徒が1人。俺だ。
決して日本人あるあるのモジモジしている訳じゃない。あのね、答えが全部分かってんのよね
アタイ、沖縄出身
海亀に関することは小さい頃からここと同じように習ってきた。
産卵は夜することも、泳ぎ方が陸ガメと違うのも、産卵後には保護のために人間がその周辺に防護柵を立てるのも。全部知ってる・・・
クラスメイトは「この海亀は何を食べてるでしょう?」という質問にキャッキャと回答を繰り出す・・・魚!タコ!海藻!そのたびにレンジャーのオニーチャンが「no!no!」hahaha!としてやったり顔で答える。
俺は知ってる。クラゲだろ?食ってるのも見たことあるぜ(ドヤァ
答えたい・・・全部答えてしまいたい・・・・でもこの盛り上がりに水を差してしまう。
海亀を一度も見たこともない人もいる、水族館でしか見たことない人もいる。でも、でも俺は一緒に泳いでたし、甲羅にしがみついてどこまで一緒に潜れるかという浦島太郎ごっこも小さい頃からやっていた。何というジレンマ。
結局黙ってレクチャーを聴いてしまう、他の人は楽しそうだなー。
と、ここであることに気付く。
あ、これって英語上達の近道なんじゃないかい?と。
海亀に興味を持つ人と、知ってるから興味なしの僕。明らかに話す量が違う、普段クラスでは物静かな人も、目をキラキラさせて答えたり質問したりしている。おお、これこそ大事なことだ!
何か一つ興味のあるもの、それについて英語で話したり・聞いたりする。そうすると自然に話せる、自分の好きなことだからね。
子供ってだから上達が早いんじゃないかな、ヤツら好奇心の化身だから(笑)間違うことを全然恐れないってのもあるけど。
つまり大人の英語の上達が子供より遅いのって、もうほとんどの事は知っていて、大して興味のあることも無いからじゃないかな。海亀の話を聞いているときのキラキラ感、ああいうのを持てば自然と英語が上達するんじゃないでしょうか。
それにはまず共通の話題を持つ友達を作ることだな。よし、クラスのイケメンパナマ人のダニエルが筋トレ好きなことを知っているので、今度学校のジムに一緒に行こうっと。
ではここでハンモックビーチを見てみよう!
海亀レクチャーで発言したのは、レンジャーの方がジョークで持ってきたニンジャタートルズのポスターの「全員の名前なーんだ?」という質問を全問正解したくらい、こっちは子供の頃飽きるほど見たんじゃい。
後で「さすがニンジャの国!」と先生から褒められた。
ところで、アメリカ人から忍者って言葉が出た瞬間にビクっとするのよね。というのも「ニンジャとサムライってどう違うの?」という微妙な質問がよく来るから・・・・説明できるほどの英語力も無く、そもそもの知識も乏しいので、こういったときは「ニンジャはCIAでサムライはFBI」と超絶理論でサラリと誤魔化している。
レクチャー終了後、雨が降っていないことを確認してビーチを見てみることに。
海亀もいる海岸ということで期待して外に出ると
あ~~・・・・・うん。そうね。そういうビーチなのね。
正直「・・・・・・。泥水?」くらいの感想。そういえば初めて和歌山のビーチを見た時も同じようなこと言ってたなぁ俺。
きっと天気が悪いからだよ!そういうことにしとこ!!森は綺麗だし。
最後はレンジャーの方にお礼を言ってこの日のフィールドトリップ終了。ハンモックビーチに関する知識より、なんか別の大事なことに気付かされた日だった。何はともあれ来て良かった良かった
何でもいいから自分の好きなことに関して英語で学んでみる。これ結構大事かもね。
C U !
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