誰も教えてくれない30歳以上の留学者に必要な特殊な9つの準備。
34歳で仕事を辞め、無謀にも英検4級レベルで渡米、現在語学留学中のYOSHIです!
やっぱ30代からの学習って何やっても昔の様にはいかないのよね・・・・頭は錆びてるし応用力無いし、今日3つ覚えたことも明日には4つ忘れてたりする、学習の階段をちっとも登れない(笑) チーター(水前寺清子)もびっくりのまさにワンツーパンチ状態。エブリデイがノックアウトの日々を過ごしています。
とはいえ40代や50代でも海外留学をする人もいるくらいなので、そうやって考えると30代なんてまだまだ若いうち。僕は今のところ病気もしてないし、精神的にはまだ若いつもりだし(←これがオッサン脳)
それと30代って人生のターニングポイントのひとつなんじゃなかろうか、仕事にも慣れある程度人生の見通しが立つと、あ、このままでいいんだろうか?なんて悩んでくる。
そしてほとんどの場合は将来の不安や家庭の事や、周りの目などを考えて色々と人生の天秤にかけていく。
でも天秤の皿には不安や恐怖などが乗るばかり・・・考えれば考えるほどどんどん傾いていく(笑)もう片方の皿には重さ0グラムの不確定要素しか乗らないから、保証というものが無い限り天秤の傾きが直ることはない。
自己啓発本を読んだりセミナーに行ったりして、何とか自信をつけようと必死になっても、やっぱり怖い。それに自信というものは天秤を傾けるほどの重さにはなってくれない、恐怖という名の悪魔がそれを自己満足という言葉に置き換えてしまうから。
じゃ何が重さになるかというと 『決断』です。
やるしかない、やってみなければ分からないし、その舵を切るのは他の誰でもない自分自身にしかできないこと。
初めて巣立ちをする雛は自分が飛べるかどうかなんて分からないし、初めて海に入るペンギンも自分が本当に泳げるかどうかは分からない。
やってみる。まずはそれ。翼を動かし、ヒレをパタパタ(笑)頑張るっきゃない。
社会人からの海外留学に必須だと思うスキル
海外留学は若いうちにやっとけ。とは良く言われますが、別にいくつになっても出来るもんだと思います。第一これからの人生で今日が一番若いんだし。
でもやっぱり10代のそれと経年劣化の激しい30歳オーバーのそれとはまぁ別物。
今日は僕が実際に感じた、若くない年齢での留学だからこそやっておくべきポイント。をいくつか挙げたいと思います。アメリカ留学に限らずどこの国への留学でも使えると思う知識ですので、留学前・留学中を問わず参考にしてみて下さい。
1.その国の言語で学習する
英語なら英語、フランス語ならフランス語、スペイン語ならスペイン語で書かれた教科書を使った方が良い。よく言われることだけど、これは本当。
なぜなら留学後にはどうせその国の言語でしか学ばないんだから、用語を知っていなければ先生が何を言ってるのか全く理解不可能。
動詞・名詞・形容詞・複数形・過去形・進行形etc・・・例えばこの単語を英語にできますか?私は出来ませんでした(笑)ここに来てやっと学んだ。
学びたい言語の本を使って学習すると、こういった用語が羅列されてるので嫌でも覚える。
最初からハードルが高そうに思えるけど、大丈夫。必ず超初心者でも分かるような教科書がきっとあるから。それを探すべし。例えば英語を学んでいる僕の場合「English Grammar in Use」という本で文法の勉強をしています、全文英語ですが相当分かりやすく作られている。こういった本が各言語にもあるはず、マイナー言語には無いかもだけど。。。
2.正しい文字の書き方を身につける
日本人ならばほとんどの人がローマ字(ラテン文字)を書けると思いますが、はたしてあなたが書いたローマ字は他の国の人に通じると思いますか?
何が言いたいかというと、ローマ字ってのは世界中の色々な国の人が使っている。そうすると色々とクセ(癖)みたいなものが生まれてくる。gをgと書く人もいるし、yも筆記体のようなyにする人もいる。スペイン語を話すヒスパニックのクラスメイトは、zを点の入ったzにする(スペイン語のセッタ)
世界共通だと思っていたローマ字が、実は意外と国民性が出てくる文字ってのがここに来て僕は気付きました。僕の文字もそうで、gとyを筆記体で書く癖があった。日本だと誰もツッコまないけどね。
癖のついた文字を使った場合、お互いに書いた文章を見せたり、またはホワイトボードに文字を書いたりした際に、他の国の人が読めない場合が出てくる。簡単な単語も「???それ何て書いたの?」って言われたりする。
そうならないために、正しい言語(現地の文字)を書けるようにしていた方が良い。特にローマ字は癖がなかなか抜けないので、日本にいるうちに直しておいた方がいい。
日本語で例えると、「き」「さ」「そ」「ふ」「み」あたりは人によって文字に特徴が出てくるんじゃないかな?
こういった場合にも現地語の教科書を使っていると、教科書のように書いていけば絶対に大丈夫。海外に行く前に、文字の練習は何かとしていたほうがいい。
3.スラスラとサインが出来るようにしておく
このサインというのは英語でいうSignature。自署のこと。
30歳を超えた大人留学では結構頻繁に出現する。クレジットカードを使った後しかり、学校で毎回するサインイン・サインアウトしかり、荷物の受け取りしかり・・・。いい大人なのでここはササッと書いてカッコよくきめたいところ。
が、僕は毎回毎回サインの途中で手が止まる(笑) ホントこれだけは未だに全然慣れません!
こちらのサイトで調べて練習しました。
イニシャルだけでOKな場合もありますが、僕の学校はフルネームでの自署が毎日義務。こんな学校もあるので大人の留学者にとってはやはり必須のスキルだと思う。
4.可能な限りの貯金をしておく
海外留学にとって一番必要なのは?
勇気?語学力?努力?コミュ力?どれも大事だと思うけど、一番はカネです・・・。金さえあれば取りあえず何とかなる(笑)
やはり大人留学者にとって切実な問題がこれ。まず若者留学者と違い親というバックがいない。
滞在中の費用はもちろんのこと、日本で納めるべき税金ももれなく付いてくる・・・・。僕のように脱サラした場合は前年度の所得税が首を絞めてきて、真綿で首を絞められるとはまさにこのこと。みるみるうちに口座から金が減っていく・・・Oh
また、どのくらい留学費用を目安にすればいいかというのも、選ぶ手段や国によっても大きく変わる。エージェントを使って語学学校に入学すれば高くつくし、自力で1から手続きやその他もろもろをやれば費用は安く済む。それでも現地の物価が高かったりすると、トータルで立場が逆転したり・・・。何があるか分からないからこそ、お金という武器があるに越したことはない。
ちなみに僕の場合は1年の留学予算(生活費や飛行機代も含む全て)100万円以内を目指している。ただこれは、身内がアメリカにいるという偶然を最大限に利用しているから出来る超低予算留学。例外的ではあるけど、その気になればこれを読んでいるアナタも出来ると思う。僕の留学形態についてはまた別の記事で話すことにします。
働いている間にお金を貯める。お金は最大の保険です。
5.日本にいる間に健康面のケアをする
頼れるのは自分だけ。そんな大人留学者にとって一番大事なのはお金だけど、ほぼ同率1位で大事なのが健康だということ。
日本だろうがアメリカだろうがアフリカだろうが、それこそ宇宙だろうが。人間健康を損ねると本当に損する。こればかりは病気になった時に痛感します。ただ若者留学者に比べてその重要性は大人留学者の方がよく分かっている気もするけど(笑)
なので日本にいるうちから体力をつけておいた方がいい。規則正しい生活をして、走ったり運動したりするのを習慣つける。仕事などで忙しくても毎日20分でもいいから走る、食事に気を付ける等、出来ることは多々あると思う。事前の語学の勉強よりもこっちの方がはるかに大事だと僕は思う。
それから留学先の主な食材を知っておくのも大事な事。もしかすると初めて食べる食べ物があって、それがアレルゲンとなる可能性だってある。現地に行って食物アレルギーなんて起こすと面倒。もともと何らかのアレルギーを持っている人も、現地の料理の材料を知っていないと大変な事になる。
6.自国の文化を少しでも学ぶ
大人留学者が他国に留学に出ると、必ず自国の事を聞かれる。つまり日本の事。おそらく同じようにアナタも他の国の人に質問したりすると思う。
その時に備えてちょっとは日本文化を学んでいた方がいいでしょう。ちょっとでもいい、知識ゼロよりは・・・。
例えば沖縄出身の僕の場合、京都や江戸の昔の文化なんて全然知らん(笑)
にも関わらず日本へ観光に行った事のある人から色んな質問を受けたりする。お城のシャチホコって何て魚!?とか、ニンジャとサムライって何が違うん!?とか(ホントきわどい質問ばっか)
どうせ聞かれることも観光で見聞きしたくらいの内容なので、それくらいはササッと答えられると便利かも。あ、忍者と侍のくだりは僕はいつも「ニンジャはCIAで、侍はFBIみたいなもの」というトンデモ回答で凌いでいます。
日本の歴史文化に限らず、主要な商業や政治のことなど。大人留学者にとってここら辺を言えるようになるとカッコイイし、知らないと何でいい歳して知らないの?て言われる。それから日本のアニメやマンガは本当に海外で人気なので、好きな人同士ではコミュニケーションのいい話題になる。
僕の住んでるとこのブックストアでさえ、日本の漫画は棚2列(この裏も)を独占する人気っぷり。外国人向けの英語の教科書でさえ1列しかないのに。。。年配の大人留学者にとってはドラえもんとかサザエさんくらいの知識しかないと思うけど、頑張って新しいものもチャレンジしてみては?
7.留学先でも出来る趣味を持つ
大人留学者ともなると趣味の一つや二つは持っているはず、ただそれが留学先でも出来る趣味なのかどうか考えた方がいいかも。
例えば僕の場合はサーフィンが趣味なんだけど、こっちでサーフィンが出来る環境が無い(泣)つーかそもそもボードが無いんだけどね。。。
日本では当たり前に出来たことも、他国に行くとできなくなったりする。そうならないために留学先でも出来る趣味を持った方が良い。特にオススメするのはスポーツ、それも団体競技のスポーツ。
サッカーや野球、バレーボール、バスケットボールなどのメジャースポーツだけでなく、クリケットやホッケーなど、日本では珍しいとされる競技が留学先では盛んな場合がある。
そしてそういった団体競技スポーツは必ずと言っていいほどサークルがあるので、留学中にそのサークルに入ると友達も増えるし、語学習得の近道になり得る。運動にもなるし、単調な生活になりがちな大人留学にとっては一石二鳥となるはず。
8.留学後は格好・服装に気を付ける
海外留学の目的が何であれ、留学先の国の文化に沿った生活リズムを作ることが大事だと思う。もちろん自国の文化を持ち込むのが全て悪いことだとは思わない。ただ僕の意見だけど、そうすると語学やその他の学習が遅れるような気がする。
その国の文化に従い、その国の空気を吸い、その国の食事を食べ、その国のことを知る。これだけでグッとネイティブと近づく。郷に入っては郷に従えという言葉通り、リスペクトの気持ちをもって生活するとなお良いと思う。
特に、人は見た目から入る。という言葉通り、まず服装に気を付けなければならない。
中東の国々に多い、女性が肌を見せないようにするといったルールやタブーのようなものは予め学んでおく必要がある。また服装や格好に比較的自由度が高いと思われているアメリカでも、実は服にプリントされた文字や文章が、宗教的なメッセージだったり侮辱する単語だったりする場合はNGとなる。ドクロや悪魔を模したデザインも嫌われてしまうかも。
特に日本で売られている服にはこうした文字が多いらしく、しかし殆どは意味不明だそうだ(笑)
大人なので服装には是非気を付けておこう、ただしルールやマナーに触れない限りは存分に個性を発揮して良いと思う。日本人っぽい恰好だからといって気にする必要は無いし、そこは自分の個性に自信を持っていいと思う。
9.物を自分で直す習慣をつける
海外留学というからには何らかの形でそこに住まなければならない。3ケ月だろうが3年だろうが、生活の中で色々と問題が出てくるはず。
日本に住んでいた頃にはトラブルと捉えないほどの小さな問題も、海外では凄く大きな事に感じる。例えば部屋の水道が詰まったり、漏れたり。車のタイヤがパンクしたり、オーバーヒートしたり・・・。こういったトラブルは海外生活において絶対に起こってくる。
日本にいた場合は24時間で対応してくれたり、土日でも対応してくれる業者があるかと思うけど、これが海外になるとそうはいかない。
夜間の対応無理、昼間でも週末の土日は無理。というのはよくあると思うし、何とか修理の約束を取り付け「じゃあ昼に伺います」と言われたものの、ディナー後に来ることもよくある。それでいて修理代は高く、会話に不慣れならばさらに高額な値段を吹っ掛けられることもある。
そうならないためにも、身の回りの故障は自分で何とかする習慣をつけた方が良い。特に日本の女性は工具なんて持ったことも無い人もいると思うが、ものは試しにやってみるといいだろう。電気関係のような専門的な分野は無理でも、水道の詰まりや車の部品の交換などはやってみると意外に簡単だったりする。
それに工具に関してはインチやセンチなど、単位は国によって変わってくるが、工具自体の仕組みや形はどの国でもあまり大きく変わらない。なので日本にいる間に慣れておくと損をすることは無いと思う。
あと僕の意見だけど、最悪自分で修理できなくて業者にお願いしたとして、自分で何もせずに任せる場合と、一度や二度修理を試してみた場合とでは業者の対応も違ってくると思う。あ、コイツは自分で何でもやってみる人なんだな、じゃあ変なことは出来ないな。とこうなるはず。
どんな製品だってそれを組み立てた人間がいるんだから、分解するのも可能なはず。ダメなら元に戻せばいいし(最後にナットが1個だけ余ったりすると笑えるけど)大人留学者は自分で何とかする習慣をつけよう。
これまでの生き方からステップアップ!
大人留学者にとって海外留学とは色んな意味で冒険の日々だと思います、冒険というか発見かな?新しい価値観や倫理観、文化など。毎日が成長の日々です、昨日の自分よりも今日の自分の方が新たな知識を持っているのを実感します。
面白いことに、歳を重ねた人ほどその発見が多いし、新たな自分に気付くことも多い。
留学は決して、これまでの人生を捨ててゼロからのスタートというものではなく、生きているステージが変わるだけで、そこからのステップアップだと思う。沢山の失敗もするけども、それはマイナスではなくプラス要素になる。自分にとってそう思う。
何か海外留学をベタ褒めして推奨しているようですが・・・そういう訳ではありません(笑) あくまで迷っている人に、やっちゃいなって思っているだけです(←一番タチ悪い
参考になったか分かりませんが、大人留学を考えている方へのメッセージでした。
C U !
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