アメリカ入国で危うく強制送還になりそうになったよチクシオ

えーと、かなり久しぶりの投稿になります
ちょっと夏休みということで実家に 寄生 帰省してまして、ブログも休んでましたハーイサボりですースイマセンー( ˘ω˘ )
3週間位帰ってたんだけど、まぁ短期間とはいえアメリカ色に染まった感があったよねー(棒)
まず車の運転がちょっと危なっかしくて、何回ワイパー動かしたことか・・・
駐車場から道路に出るときも、右から来る車の人と「えっ」みたいに目があったりして
慣れって怖いわ、こういうときは。
さて突然ですが今日は人生初の強制送還をされそうになったお話( ˘ω˘ )
ってこんな簡単に言ってるけど実際にはマジでもう大変あhちおじゃlj;jしplc・・・・
結果的には無事にアメリカ入国できたからこんなの書いてるんだけど、もう思い出しても胃がキリキリする。あんなに緊張のしたのは人生でも初ってくらい。で、そのときに助けになったのがスマホで検索した「強制送還 危機」でヒットした数々の先人達の体験談。あれがなければもしかしたら日本にトンボ帰りなってたかもマジで。
せっかくなのでその先人達を見習って俺もここに名を残しておこう。
誰かの・・・そう例えばアトランタ国際空港で入国審査に引っ掛かり別室に連れられて行き、1時間も軽い取り調べを受けた人の為に。
8月27日アトランタ国際空港、午後4時30分
アメリカに入国するのはこれで何度目だ?人生トータルで6回とかそのくらい?
この日のフライトは遅延も無くて到着もスンナリ、あとは入国審査(以下イミグレ)と最終目的地のノースカロライナ州にあるアルバートエリス空港できちんと荷物が受け取れるかどうか、という心配だけ。
イミグレで緊張するのはいつものことだけど、この日は大して緊張もせず。
というのも3カ月前にアメリカに入国した際、この時はシカゴのオヘア空港だったけど、新しくイミグレに導入されたキオスクによって審査はほぼ自動化状態。係員2名によって「滞在日数は?」と聞かれるだけで、答えたら即スタンプどん!ハイ終了。みたいな感じだった。
でこの日、アトランタ空港でも同じようなキオスクがあるのを知っていて、そこの列に並ぶ。
次のフライトまで5時間くらいあったので夕食何にしよーかなー、とかそんなことを考えながら15分位待ってるとすぐにキオスクに案内された。
キオスクでの受付をササッと済ませてあとはイミグレ審査官にスタンプ押してもらうだけ。
ハイハイ、後は流れ作業デスネ~♪と、うつつを抜かしてるとアレ何か前の人らが普通に審査されてる(当たり前っちゃー当たり前なんだけど)
シカゴのときはバンバン人通してたんだけど、結構皆さん真面目にインタビューされとる。
それでもこの時は、はぁまた色々答えるのねメンドクサイ。くらいに思ってた。
そして俺のターン( ˘ω˘ )
(以下全文日本語)
イミグレ面接官(以下面)「ハイこんちわ、アメリカへは何しに?」
俺「あ、観光です」
面「ふーん、最終目的地は?」
俺「ノースカロライナ州です(この人身長でけぇー・・・・2mくらいあるわ)」
面「滞在は何日?」
俺「85日くらいですかね^^」
面「ファッ!?(二度見)」こっから表情一変。
面「何?3か月も観光すんの?どこに泊まんの?」
俺「えぇと妹がアメリカに住んでまして、その家に滞在するつもりです」
面「てか君3週間前に出国したばかりだけど、その時はどれだけ滞在してたの」
俺「3カ月」
面「ファッ!!??」
ここで私の状況をおさらい
・3月末に仕事を退職、現時点では無職
・5月にアメリカ入国、観光ビザのESTAで(今回も一緒)
・3か月ほど妹の家に滞在しながら、コミカレの英語クラスに通いつつ趣味の写真撮ったりして過ごす
・ESTAの90日滞在期限前に日本へ一時帰国、3週間ほど日本で過ごし再度アメリカへ。
面「じゃ以前に3か月滞在して、また3か月滞在するつもりなの?」
俺「え?・・・そうですけど」
面「Hmmmm・・・・今お金いくら持ってる?」
俺「現金?えーと、100ドル」
面「ハイちょっとこっちきてー」
何か最後の質問でスイッチ入っちゃったみたいで、取りあえずその面接官と一緒に通常のイミグレのとこに案内される。どうやらPC使って色々調べてるみたい、多分俺の渡航履歴を( ˘ω˘ )
自動化のキオスクを使ったイミグレでは、PCを使わずに軽いインタビューだけで済ますのでPCが無いのだ。
待たされること10分。
2m近い面接官が俺のパスポートを別の袋に入れ、さらに別の係員を呼び「こいつをエスコートしてくれ」と言いパスポートの入った袋を係員に渡す。
面「じゃ、あとは別の部屋で話聞くから」と言い、持ち場に帰って行った。
・・・・ええええええええええええ!
これってあの有名な別室行ってやつ!?オイオイオイー
どうすんのこれ?エスコートしてる係員の黒人オネーチャンに「何か悪い事あった?」と恐る恐る聞くと「さぁ?」と御丁寧な御解答。これが本場のオ・モ・テ・ナ・シ♪
とか言ってる場合じゃない。
連れられて行ったのは何か駅のホームの休憩所みたいな、ベンチが数列ある部屋。
すでに6~7名の人がそれぞれバラバラに座っている。この人らも同じ境遇なのかな?・・・・と思いながらも、これからどうなるんだろという超絶不安な気持ちで精神が爆発寸前に。
画像は関空休憩所ですがイメージとしてこれの半分くらいの部屋
この部屋一部がマジックミラーになっていて、あまり周りの様子が分からない・・・
いや分かったところでどうもならん。とにかく次のフライトの時間には余裕があるから、何か対策を打っとかねば・・・。
空港のWi-Fiにはさっきのキオスクの待ち時間で接続しておいたので、さっそくスマホで検索。
すると出るわ出るわ別室送りになった先人達のウェブが(笑)
アラこんなにいるのですね、何か気が楽になった。とか言ってられんけどこれ本音
どのサイト見たのか今ではもう分からないので紹介できませんが、色々皆さん何とか説明をして窮地を脱した模様。とにかく根気強くカタコトでも良いから一生懸命説明するのが大事だとおっしゃっている。
良し、ならばさっそく対策として説明に使えそうな英単語を今から予習しておこ・・・・
と思ったその時。1人の腹の出た白人スタッフがドアを開け半身の状態で部屋を覗くとこう言った
「ハイみんな注目ー、あの壁見て、何て書いてる? こーこーでーはー、携帯やー、PCのー、使用を禁じまーす。分かるー??」
あ。英語でもイヤミっぽい言い方ってあるんだね( ˘ω˘ )凄く勉強になった。
部屋にいたほぼ全員がスマホいじってたんで、皆して怒られました。
現代社会の武器を取り上げられたらもう何していいか分からん、あとはひたすら雨に打たれた子犬のように自分の名前が呼ばれるのを待つばかり。気が付くと自然にスマホ持ってしまって、あぁダメダメまた怒られる、と30半ばにしてまだ現代っ子(死語)だなぁと悟る。
そして30分後、名前を呼ばれた。
別の面接官との面談。緊張がインフレ。
さきほどのスタンディングでのインタビューとは違い、2回目は小さな別室へ案内された。
6畳くらいの広さでデスクにPCが一つ、制服の上からでもガタイの良さが分かる黒人面接官が待っていた。
↑ 俺(イメージ図)
面「ハイ座って、それでアメリカへは何しに?」
俺「か、観光ですぅ(え?また同じ質問?)」
そう、面接官が変わったのでまたさっきと同じ質問をされた。多分ルーティーン的な質問事項なんだろう、一応元公務員なのでここらへんのお役所的対応は理解できるのが悲しい( ˘ω˘ )
一通りさっきのインタビューと同じやり取りをして、今度は色々ツっ込まれた
面「無職って聞いたけど、ずっと仕事はしてないの?」
俺「3月までパラメディック(救急救命士)してました」
面「何で辞めちゃったの?アメリカで仕事するつもり?」
俺「イヤイヤイヤそれは無いです、辞めたのは世界を色々周りたくて(やや誇張入ってる)」
面「じゃあ戻ったら仕事どうするの?」
俺「オメーは俺の親か あ、それはちゃんとするんで大丈夫です(ホントは自分自身分かってない(笑)」
面「お金は?誰が航空券買ったの?」
俺「勿論自分で!お金は貯金してます」
面「いくらあるの?100ドルしかないって聞いたけど」
俺「あ、それはですね今手持ちが100ドルって意味で、銀行にはちゃんとあります」
面「い く ら ?」
俺「(えーと、いちじゅうひゃく・・。)3千ドル!!」←間違えた
面「は?」
俺「あ、違った3万ドル以上!」
面「。。。ふーん」明らかに言い直したのを怪しんでる
俺「(ギャース、一番転んではいけないところで転んでしまったー!)ガクガク」
面「でも証明できないでしょ?」
俺「で、出来ません」←預金証明とか持ってない
面「hmmmmm・・・・あなたこのままでは日本にリターンすることになるよ?もっと説明できない?」
どうやら僕が緊張して無口になってるのがイメージダウンになってるようで、質問にオウム返しされているのが悪い印象を持っているようだ( ˘ω˘ )
日本へリターン・・・それって強制送還じゃない。それだけはダメゼッタイ。
ここからもうガムシャラに説明開始
俺「ワタシは世界色々周るのが夢でして、写真とか好きで、外国行くのもダイスーキ。アメリカも好きネーで、特にこないだ行ったグレートスモーキーマウンテンとか最高で、お金もちゃんとあるし、仕事とか今必要ないし、とにかく旅がスキデース!」
面「だからじゃあお金はどうすんのって?銀行にあってもアメリカでおろせないでしょ?」
俺「できるけど」
面「え?」( ゚Д゚)
俺「え??」( ゚Д゚)
面「ん?銀行からおろせるのか?」ちょっと顔色変わる
俺「は、はい。国際カードでいつでもATMで引き落としできます、これがカードで。。。」
使用口座のジャパンネット銀行のカードを見せる。と面接官の目線が僕の財布の中へ
面「そいつはクレジットカード?その財布の中のやつ」
俺「あ、ハイソウデス。アメックスとビザです」
面「アメックス?ちょっと見せて」名前確認
するとPCでポチポチ作業してる。え?まさかクレジットヒストリーとかも見れるのコレ?何やってんのかメチャメチャ気になるけど、何か最初よりは良い雰囲気だ。どうなん?大丈夫なのか?
5分ほどPC作業してた面接官、くるっと椅子を回しパスポートを覗きながら聞いてくる
面「アメリカに親族は妹だけ?」イエス
面「アメリカに彼女とか奥さんいる?」ノー
面「アメリカに子供はいない?」ノー
面「アメリカで仕事はしないね?」ノー(しないって意味)
面「ちゃんと帰国するんだね?」イエス
あれ、何か質問が急にいつものイミグレの質問になってきたぞ。
するとガタイの良い黒人面接官さん、パスポートのスタンプ欄を開け、右手にスタンプを持ちおもむろにドーン!・・・あっという間の出来事。
よし、もう行っていいぞ。荷物はターンテーブルのとこにあるはずだから取ってくれ。
そう言われると最初に入ってきた扉に案内され、開放。どうやら入国出来たみたい。
反省と対策と言い訳
預けたスーツケースが無茶な閉め方をされたらしく(中身をチェックしたと言われた)
鍵のとこが変に曲がったのはこの際言及しないでおくとして
今回の反省点。
正直どうにかなるとインタビューの最中にもどこかで思っていたし、最後はどうせ怖かった黒人面接官も「まったく気をつけろよ(キラーン)」みたいな感じで終わるんだろうと思ってた。そしてブログのネタにでもしようかとも思ってた。
アメリカで一時停止を見落として警察官に停められた時も、最後には見逃してもらえたし、今回もなんだこいつは悪い奴じゃないんだな、とすぐに思ってくれると思ってた。
まさに平和ボケ。
入国審査官、特にアメリカの入国審査官はテロリストや不法滞在者や不法労働者などを防ぐために日々働いていて、それが彼らの仕事だ。入国してくる人の99.9%が善人だとしても、残りを見逃すことは許されない。テロリストだろうが不法労働者だろうが大小なく対処していく。
向こうの立場になってみれば、仕事を辞め預金証明も出来ずいい歳した34歳のオッサンは不気味な存在にしか見えず、しかもひと月の間にビザ期間ギリギリの滞在を2回もやろうとしている者は、どうあれ詳しく話を聞く必要があるのは当然。
そんな彼らに対しきちんと証明をするのが、こちらの最低限のすべきことだというのを分かってなかった。
後で調べて分かったけど、どうやらアメリカではひと月に2回以上の入国は短期でも長期でも怪しまれるみたい。
という訳で危うく強制送還を逃れた僕からのアドバイスと今後の自分への戒め
・観光ビザでも預金証明を持っておく
・その銀行から引き落としが出来ることを説明する
・なりふり構わないときは、クレジットカードも見せる
・目的をはっきり言う、拙い英語でもとにかく伝える
・質問に対しイエスノーとか単語だけで答えるのではなく、どんどん言葉をプラスしていってとにかく説明する。
結局最後は自分の言葉が一番なんだろうね。俺の場合はアメックスぽかったけど( ゚Д゚)笑
そしてここから言い訳、というかグチに近いんだけど。
僕のように仕事を辞めしばらく海外でブラブラする人って少なくはないと思う、アメリカに限らずアジアとか周ったりする人。いるでしょ?
で、今アメリカで主に生活していてこっちの人とも色々話をしていて感じたのは、意外に こいつら アメリカ人て保守的っていうか、いい歳した男が海外に出て旅するぞーっていうのに理解してくれる人が少ない。(あくまで自分の周りの意見だけども)
ここが田舎だからなのかなー
とにかくここの男は外に出ない。アウトドアって意味じゃなくてね。
アウトドアはみんな大好き。
そうじゃなくて海外に行って、例えばアメリカを出て旅をする。仕事を辞めて新しい人生を歩いてみる。なーんて考えの人が少ない。少ないだけならまだしも、そういう考えの人が世にいることを理解できない人が多い。
軍人が多い田舎に住んでるからなんだろうけど、アメリカ人ってもっと独創的で、サラリーマンしててもどこかで一旗揚げて起業とか考えてて・・・ってみんなそうなんだろうと思ってたけど、意外にみんなそうじゃなかった。
だから僕の場合もよく突っ込まれる。
「何してんの?もう34歳でしょ?家庭は?仕事は?」
いや別に一生こういう生活するつもりはないし、今だけこうやって旅をしてるんだ。
って言っても、本当に頭の先から理解してもらえなかったりする。
今回、多分最初の入国審査官がそういう人だったんだと思う。仕事を辞めて旅?は。アリエネー?みたいな。
案外日本人の方が、こういうことやる人は少ないだろうけど理解はしてくれる人は多い気がする。
やっぱ肩書きって大事なんだね、次からはドウシヨウカ・・・ブロガー()とか言っちゃおうか( ˘ω˘ )
とまぁこの話はこれくらいにして。ワタシは無事に入国しましたとさ。
でもどうやら次は1か月以上間隔を空けて入国した方がいいみたい。なので次はアジアを周ろうと思ってます。それじゃまた。
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